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2020.06.04 うつ病女性のうつ病

女性のうつになぜ対人関係が重要なのか

女性のうつになぜ対人関係が重要なのか

【目次】
ストレスと対人関係
コミュニケーションが改善すると、どんな風に良くなるの?
まとめ

ストレスと対人関係

「ストレス」は幅広いですが、実はその多くは「対人関係」と結びついています。例えば、仕事でミスをしても、上司や同僚との関係が良く、言いたいことが伝えられる関係であれば、落ち込みや不安は軽減されるでしょう。また、家事や育児でうまくいかないことがあっても、夫との関係が良く、悩みを相談したりサポートが受けられたりすれば、状況が改善するでしょう。

対人関係療法という治療の中で、「症状は対人関係の中で発症し、対人関係の中で良くなる」という考え方があります。これは、症状の原因が対人関係ということではないですが、ストレスには対人関係が結びついており、対人関係が良くなると、ストレスが少なく、生き生きとした生活環境に変わっていくという考え方です。

こうした、対人関係やコミュニケーションに焦点を当てる治療(アサーションや対人関係療法)は、職場や家族などの対人関係がきっかけで悩んでいる方にはもちろん、「なんとなくモヤモヤ、イライラしてすっきりしない」「ハッキリと原因があるわけじゃないけど、症状が続いている」という方にも有効です。実は、そのモヤモヤやイライラの裏に、対人関係のストレスが隠れていることが多いのです。

以下の方におススメです。

  • 不満や悩みを相談したくても、「理解してもらえないのでは」と思うと怖くて伝えることができず、一人で抱え込んでしまう
  • 「こんな些細なことに不満に感じている自分がダメなのではないか、弱い人間なのではないか」と、自分を責めてしまい、自尊心、自己肯定感が低い
  • 自分にとって大切なことを、親しい人・身近な人・自分にとって重要な人に話せない、パートナーや家族と一緒にいても安心できない
  • 人間関係がうまくいかず、自分に自信が持てない

コミュニケーションが改善すると、どんな風に良くなるの?

例えば、「仕事の悩みは、家族とは関係ない」「家事は私の仕事なんだから、家族とは別の問題」というように、今の悩みは、対人関係やコミュニケーションに直接の関係はないように思われるかもしれません。しかし、人間は社会的動物であり、だれでも身近な対人関係に影響を受けています。自分だけが我慢したり、自分だけで問題を引き受けてしまうと、ストレスが大きくなり、症状の維持や悪化につながってしまいます。

自分を押し殺すのではなく、「自分はこう感じるんだ」「自分はこうしてほしい」ということを伝え、相手も自分も尊重したコミュニケーションがとれることで、身近な人たちとの関係が良くなり、率直で対等なコミュニケーションがとれるようになります。そうすると、何か問題が起こっても、コミュニケーションをとることで乗り越えていける、という自信が持てるようになります。

そして、つらいことやうまくいかないことがあっても、家族やパートナーなど身近な人が分かってくれるという安心感が持て、生活の中で受ける様々なダメージも、少しずつ軽減していくのです。このように、対人関係が改善することは、治療にとって大きなプラスになります。

当院では、アサーションのグループ療法などで、対人関係に焦点をあてた治療を行っていますので、詳しくは医師やスタッフにご相談ください。

まとめ

ストレスの多くは対人関係と結びついており、対人関係が良くなると、ストレスが少なく、生き生きとした生活環境に変わっていきます。
こうした、対人関係やコミュニケーションに焦点を当てる治療は、職場や家族などの対人関係がきっかけで悩んでいる方にはもちろん、「なんとなくモヤモヤ、イライラしてすっきりしない」「ハッキリと原因があるわけじゃないけど、症状が続いている」という方にも有効です。
当院では、ストレスと対人関係について整理をして、アサーションなどの対人関係に焦点をあてた治療で症状の改善を目指すことができます。詳しくは医師やスタッフにご相談ください。

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<アサーションについての記事はこちら>

アサーショングループのご紹介~自分も相手も大切にするコミュニケーションの方法を学ぶ~

アサーション~自分も相手も大切にするコミュニケーション法~

自分も相手も、大切にするためには?~アサーションの実際~

アサーショングループ療法のご案内

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関連する情報

監修

加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長/名古屋市立大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医
所属学会 / 日本精神神経学会、日本うつ病学会、日本嗜癖行動学会理事、厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
クリニック/名古屋市からアルコール依存症専門医療機関、日本精神神経学会から専門医のための研修施設などに指定されている。