2012.10.22
うつ病
テレビを消して寝ることが、ウツ防止に…
うつ防止のために睡眠の大切さを示す研究結果が、米国精神医学会より発表されました。
9月21日、米国精神医学会(APA)により、夜間の弱い光がうつの原因になるとの研究結果が紹介されました。
もともとは、オハイオ大学の研究グループが、薄暗い光がうつの要因になるという研究を報告していましたが、今回さらに、動物が薄暗い光に慢性的にさらされると、うつ行動を増やし、脳の海馬でTNFを増加させると発表したということです。
学会は、研究グループの意見に触れて、「夜寝る時はテレビを消して、カーテンを閉めることが、うつを防ぐには大切」と勧めているということです。
皆様も、睡眠環境をもう一度見直してみてはいかがでしょうか?
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監修

- 医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
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【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市からアルコール依存症専門医療機関、日本精神神経学会から専門医のための研修施設などに指定されている。
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