あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

公開日: |更新日: うつ病

SUN☺D協力のお願い

 抗うつ剤の正しい使い方を解明することを目的として、京都大学が中心となって行われているSUN☺D(サンディー;抗うつ薬の最適使用戦略を確立するための多施設共同無作為比較試験)の臨床試験に当院も協力しています。

1. ご協力をお願いしたい患者様

  • 25~75歳のうつ病の患者さん
  • 1ヶ月以上、抗うつ薬、抗精神病薬、気分安定薬、スルピリドを服薬していない(安定剤か睡眠剤は服用可)
  • セルトラリンという抗うつ薬による治療を開始される方
    ※条件等によりこの試験に参加できない場合もあります。

2. 臨床試験の目的

  • 現在すでに発売されている抗うつ薬の効果について研究し、「どのような抗うつ薬治療の工夫が最善かを明らかにする」ことを目的にしています(いずれも標準的な保険診療の範囲です)

3. 臨床試験の内容

  • 通常のうつ病治療をさせていただきながら、以下の検査をお願いしています。
    • 心理検査(5分程度・来院時毎回)
    • 電話面接(5分程度・半年間で4回程度)
  • 通常の医師による診療とは別に、SUN☺D専属のスタッフが、上記の心理検査、電話面接などを担当しており、SUN☺D全体についてご説明し、サポートさせていただきます。すでにご協力いただいている患者様からもご好評をいただいております。

4. 謝礼

  • 本研究にご協力いただいた方には、負担軽減謝品として、QUOカードをご用意しています。

 

なお、この研究で得られたデータは匿名化されるため、患者様のお名前などが特定されることはございません。また、ご自身の意思でいつでも協力を取りやめることができます。

ご参加いただける方、興味のある方は、あらたまこころのクリニック院長にご相談ください。

ご協力の程、よろしくお願い致します。

 

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市からアルコール依存症専門医療機関、日本精神神経学会から専門医のための研修施設などに指定されている。