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疾患について DISEASE

2013.08.28 社交不安障害

受験生のストレス…過敏性腸症候群と社会不安障害

夏になると増える受験生の受診
 毎年、夏ごろになってくると、「試験のことを考えるとお腹が痛い」とか「試験中に必ずトイレにいきたくなる」などの相談で受診される受験生が増えます。
 下痢が続くと思って、消化器内科を受診して検査しても何の異常も見られない。よく考えてみると、試験のことを考えたり、試験前になるとそういった症状がでるというのです。

脳と腸とは深い関係が!

 「脳腸相関」という言葉があり、脳と腸には深く相関関係があると言われています。脳が不安などのストレスを受けると、自律神経を介してストレスが胃や腸に伝達され、胃腸に異常を起こし腹痛や下痢がおこります。 また、下痢や便秘などの腸の不調も、逆に脳にストレスを与えます。こうして、ストレスの悪循環が形成されてしまうのです。

受験生の敵!過敏性腸症候群(IBS)と社会不安障害
 これらの症状を過敏性腸症候群(IBS) と言います。しかも、この病気は、社会不安障害と大きく関係しています。お腹が痛くて、お腹がなったり、何度もトイレにいきたくなったとき、それを人に見られるのがとても恥ずかしくなり、挙動不審に見えないかと、極度に人の目を気にしたりするようになると、それは、過敏性腸症候群(IBS)だけでなく、社会不安障害の症状が伴っているといえるでしょう。
 あまりにひどく、テストに集中することができなくなったりするようであれば、一度、専門機関を受診することをお勧めします。

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監修

加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長/名古屋市立大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医
所属学会 / 日本精神神経学会、日本うつ病学会、日本嗜癖行動学会理事、厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
クリニック/名古屋市からアルコール依存症専門医療機関、日本精神神経学会から専門医のための研修施設などに指定されている。