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うつ病の研修会に参加してきました

カテゴリー: うつ病と躁うつ病, 研修・学会, 認知行動療法 | 投稿日: 2017-12-11

11月26日(土)に、東京で開催されたうつ病の研修会に参加してきました。

Session1 「外来診療における簡易型認知行動療法の実践」

座長:淺井 達藏先生(浅野神経内科クリニック 院長)
演者:大野 裕先生(一般社団法人認知行動療法研修開発センター)

Session1では、大野裕先生に認知行動療法の講義をしていただきました。大野裕先生の話はとても分かりやすく、毎回新しい気づきをいただくことができます。今回は、認知行動療法の誤解されやすい点についてのお話が大変勉強になりました。

認知行動療法は、考え方(認知)と実際の振る舞い(行動)の変化を通して、現実の問題を解決する力を高めていく精神療法で、うつ病を始めとする精神疾患に治療効果が認められている注目の治療法です。一方で、知名度が上がっていくことで、「認知や行動を変えることが目的」という誤解も生まれていきました。

認知行動療法の目的は、治療を受ける本人が現実の問題に立ち向かっていく力を高めることにあります。認知と行動の変化はそのための手段であって、決して目的になってはいけません。当院でも認知行動療法のプログラムを行っておりますが、この違いを意識し、患者様のお役に立てるように努力して参ります。

 

Session2 「うつ病患者の真の回復を考える」 

① 講演「うつ病の残遺症状の認識とその対応」

座長:平安 良雄先生(横浜市立大学大学院医学研究科 精神医学部門 主任教授)
演者:上島 国利先生(昭和大学 名誉教授)

② パネルディスカッション「実践!うつ病治療における残遺症状のマネジメント」

パネリスト:粥川 朋哉先生(大阪市立総合医療センター 精神神経科)
信田 広晶先生(医療法人社団 心癒会 しのだの森ホスピタル 院長)
本郷 誠司先生(医療法人社団 慈泉会 市ヶ谷ひもろぎクリニック  精神科 診療部長)

Session2では特にうつ病の残遺症状についてのお話をいただきました。うつ病は治療を通して徐々に症状は改善していきますが、いくつかの症状が残りやすいと言われております。各医療機関での取り組みや研究の紹介を通して、不安感や億劫感などの残りやすい残遺症状とその対応についてのお話をいただきました。

治療を通して改善していくことを患者様と一緒に喜びつつも、症状の細かい変化にも気を使い、丁寧な治療に取り組んでいけたらと思います。

(心理士・宮本)