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2016.07.12 アルコール依存症

第1回『あいちCNSフォーラム』に行きました

平成28年6月23日(木)に、メルパルクNAGOYAで行われた、第1回『あいちCNSフォーラム』にて、「アルコールがいかにメンタルに影響を及ぼすか」について、依存症治療の第一人者である松本俊彦先生の講演を聴いてきました。

 

特別講演
国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部 部長 松本 俊彦 先生

 

アルコールは私たちの生活の中で、ほどよい量であれば楽しい気分にさせてくれる飲み物ですが、大量に飲みすぎたり、連続して飲んでしまうと大変危険な飲み物になります。

講演の中では、アルコールとうつ病との関係を中心にお話がありました。特に強調されていたのが、アルコール自体がうつ状態を引き起こすことがあり、すでにうつ病を患っている人が飲酒をすると、うつ病が悪化して、長期化することがあるとのことでした。

また、何か困難な問題を抱え、追い詰められた中で飲酒を続けていると、アルコールによって衝動性や攻撃性が高まり、最悪な結果を招くこともあるという報告もありました。

松本先生からは、「家族や友人など、周りで悩んでいる人がいたら、一緒にお酒を飲むのではなく、ランチに行きましょう」とのお話があり、普段の生活の中で、アルコールとの付き合い方を改めて考えさせられる大変貴重な時間となりました。

当院のアルコール依存グループ療法(SMARPP)

 

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市からアルコール依存症専門医療機関、日本精神神経学会から専門医のための研修施設などに指定されている。