あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

パニック障害

PANIC DISORDER

パニック発作が起きた場合、どう対処したらよいでしょうか?

呼吸法という技が、とてもパニック発作に効果的で、またこの先のパニック障害の治療にも役立ちます是非、お勧めします。とりあえずは、呼吸がしやすい楽な姿勢を取り、できるだけゆっくりとした呼吸をして発作が落ち着くのを待ちましょう。パニック発作の身体症状は過呼吸の症状とほぼ一致します。過呼吸は体内で酸素と二酸化炭素のバランスが崩れた状態のため、このバランスを整える必要があります。まずは、ゆっくりと呼吸をして、体内の酸素バランスを整えてあげることで落ち着いていきます。クリニックでは、酸素と二酸化炭素のバランスを整える呼吸法をお伝えしています。難しい理屈は、ともかく、呼吸法は、簡単で、いつでも、どこでもできる、とてもパワフルな技です。たとえ、車を運転して渋滞にはまってパニック発作が起きそうになっても、運転しながら呼吸法をして乗り切っている人もいらっしゃいます。1回、そうやって乗り切ると、次にまた渋滞にはまっても、パニック発作は起きにくくなります。

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監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。