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総合臨床 Expert Seminar に参加しました

カテゴリー: 不眠症, 研修・学会 | 投稿日: 2017-08-07

総合臨床 Expert Seminar に参加しました

 

講演会名:総合臨床 Expert Seminar
開催日:2017年6月9日(金)19:30~20:30
場所:名古屋第二赤十字病院

講演名:『「眠れない」・「眠くて困る」患者の訴えにどう対応するのか?』
講師:名古屋大学大学院医学系研究科 精神医学・親と子どもの心療学分野 教授 尾崎 紀夫 先生

 

今回は、総合臨床 Expert Seminar に参加しました。
テーマは、“眠れない”ことについて。
今回の講演では、尾崎先生より、睡眠の役割や、不眠に対して私たちができることについて、とてもわかりやすく教えていただきました。

 

私たちの人生において、睡眠とは非常に重要な役割を占めています。では、睡眠の役割とは何なのでしょうか?

睡眠を取ることによって、

  • 成長ホルモンの分泌を促進する
  • 記憶を固定化する
  • 約60兆個の細胞の代謝促進

以上のように、人間が生きていくために、睡眠はとても重要なことです。睡眠が取れないことによって、いろいろなことに影響を生じます。

当院のブログでも“不眠”と関連する精神疾患について、さまざまなものをご紹介してきました。
例えば、

  • うつ病
  • 認知症
  • 不安障害

挙げたらキリがありませんが、これらは、全て不眠と深く関わっていることが、知られています。
また、不眠などの睡眠障害は、

  • 心臓病
  • 糖尿病

と言った病気のリスクファクターにも、なっています。
さらに、加齢とともに不眠は増加すると言われており、60歳以上の方では約3人に1人が睡眠問題で悩んでいるそうです。

 

さて、ここまで“不眠”についてお話をしてきましたが、では、どの程度眠れば、不眠とはいわれないのでしょうか?
大切なことは、現在の睡眠によって、日中の活動に影響が生じているか?困っているか? という点です。

では、多くの精神疾患と関連があり、私たちの生活にとってとても重要である“睡眠”が取れなくなってしまった場合、どのように工夫をして乗り越えれば良いのでしょうか?

 

この点に関しまして、いくつかの重要なポイントを教えていただきました。

  • 人間には、夜になったら寝るリズム(体内時計)があります。
  • リズムを整えるためには、光と暗さ、活動と休息、食べ物、人との交流が関係しています。
  • 特に、太陽の光を浴びて、14~16時間後に、体が寝る準備に入るといわれています。(だから、朝起きて光を浴びましょう!と言われているのです)

日中、いかに過ごすかが、大切です。

  • 人間は、不安(脳が危険を察知する)になると、眠らないようにできています
  • 就寝2時間以内に食事を取ると、食物を消化しようと覚醒し、体の温度が上昇してしまいます。
  • 就寝1時間以内に風呂に入ると、体の温度が上昇してしまいます。
  • カフェインやニコチンは、目を覚まさせる作用があります。
  • スマートフォンやTVの光は、脳を覚醒させます。
  • これらの活動によって、脳が覚醒し、眠りにくくなってしまいます。

⇒就寝前の活動の仕方が大切です。

 

Q. 昼寝って良くないの?
A. 昼寝に関しては諸説ありますが、15時より前の時間に、1時間程度の睡眠であれば問題ないといわれています。

Q.(ご年配の方が)若い時のように睡眠が取れなくなってしまったが、昔のように眠れるか?
A. 年齢とともに睡眠は変化するといわれています。年齢相応の睡眠を目指し、快適な日常を送れることを目標にすることが望ましいとされます。

 

当院では、睡眠にお悩みを抱えている方を対象に、

■ 土曜セミナー【眠るための工夫をしてみよう】

不眠に対する治療法である短期睡眠行動療法のエッセンスをお伝えしております。

土曜セミナー | 名古屋 あらたまこころのクリニック
セミナーでは、病気の症状の説明や、当院で行っている薬以外の治療プログラムのポイントを紹介していきます。このプログラムを通して、自分の症状を振り返り、役立つと思えるような治療法を見つけ、納得して取り組めるようになることを目的にしています。

■ グループ療法(ストレスケアグループ)

不眠症は、24時間の生活習慣が関係している病気です。寝る前の活動や、日中の生活習慣がとても重要です。そこで、このグループでは、スタッフのサポートのもと、他の参加者の方と一緒に、良い睡眠が取れるよう、生活習慣を少しずつ整えていきます。

ストレスケアグループ | 名古屋 あらたまこころのクリニック
ストレスケアグループはうつ病の休職者と退職者の方を対象としており、社会復帰を目指すための最初のステップです。

ご興味のある方は、ぜひ、医師にご相談ください。
(*当院のセミナーおよびプログラム参加には、医師による診察と判断が必要です。あらかじめご了承ください。)

いい睡眠の ため11 項目のチェックリスト

(心理士・本田)