あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

自律神経失調症

AUTONOMIC DYSFUNCTION

漢方はどんな症状に処方されますか?

あらたまこころのクリニックでは、患者様と相談の上、漢方の処方を行うことがあります。

よく使われるとされる症状では、例えば、

・神経過敏で興奮しやすく、怒りやすい、イライラする、眠れないなどの症状には「抑肝散」

・胸から脇のあたりの苦しさ、抵抗、痛み、イライラ、不眠、抑うつ感などの症状には「四逆散」

・比較的体力があるが、心悸亢進、不安、不眠、イライラなどがある症状には「柴胡加竜骨牡蛎湯」

・体力が低下していて、疲労倦怠感があり、動悸、息切れ、不眠、胸から脇のあたりの苦しさ、悪寒、微熱、口渇などがある場合は「柴胡桂枝乾姜湯」

・めまいがある場合は、尿量が少なく体液の調節がうまくいかず頭痛、下痢、暑気あたりなどがみられる時には「五苓散」、立ちくらみ、ふらつきまたは動悸、息切れ、頭痛などの症状には「苓桂朮甘湯」、胃腸が弱く、冷え性、頭痛などの症状には「半夏白朮天麻湯」

これら以外にもたくさんの漢方が医療でも使われます。お薬については、医師と相談して決めていきましょう。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。