あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

働く人の発達障害

DEVELOPMENTAL DISABILITY

ADHDの治療の重要性と意義は何ですか?

ADHDの特徴を持つ方は、複数の異なる生活環境の様々な場面で、日々困難を感じることが多いのではないでしょうか?
それが積み重なると、精神的にも辛い状況となり、他の精神疾患を併発するなど、日的な問題に繋がる可能性も出てきます。

ですので、適切なサポートや治療が必要となります。

ADHD治療の目標は…
・職場や学校、家庭での悪循環が好転し
 自信を持って自分の特性と折り合えること
・それによって充実した社会生活が送れるようになること
※ADHDの特性である不注意、多動性、衝動性を無くすことだけが治療の目標ではありません

治療する上での大切なポイント
・自分の生活の中の困難を理解し、対処方法を身に着けていくこと
・周囲によき理解者、サポーターを得ること
治療を始めても、すぐには変化を感じることが出来ないかもしれませんが、徐々に症状が改善し、悪循環が好転し、よいサイクルが回り始めると、少しずつ成功体験を積み重ねることが増えていきます。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。