あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

睡眠障害・不眠症

INSOMNIA

そのような不眠症治療薬があるのですか?

これまでに使われてきた「GABA受容体作動薬」に加え、「メラトニン受容体作動薬」や「オレキシン受容体拮抗薬」なども登場し、お薬による治療の選択肢が広がっています。あなたの不眠症状に合ったお薬について医師と相談しましょう。

・オレキシン受容体拮抗薬:オレキシンは起きている状態を保たせる働きがあり、この働きが夜寝るときに過剰であると不眠になります。このお薬はオレキシンの働きを抑えて眠りを導きます。

・メラトニン受容体作動薬:メラトニンは、体内時計の調節に関係する働きがあります。このお薬はメラトニンの働きを高め、睡眠リズムを整えて眠りを導きます。

・GABA受容体作動薬:GABA(ガンマアミノ酪酸)は、脳の活動を抑える働きがあります。このお薬はGABAの働きを促して眠りを導きます。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。