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治療法について TREATMENT

2020.05.30 社交不安障害専門療法

SAD治療コラム 社交不安障害・社会不安障害・あがり症のグループ療法について

SAD治療コラム 社交不安障害・社会不安障害・あがり症のグループ療法について

目次
グループ療法ではどんなことをするのか
グループ療法に参加された方の感想
まとめ

グループ療法ではどんなことをするのか

当院では、2006年より、社交不安障害のグループ療法を行っています。

社交不安障害・社会不安障害・あがり症のグループ療法では、認知行動療法を使って、考え方の幅を広げたり、不安なことに向きがちな注意を他のところに向ける練習をしたり、「行動実験」を通して自分が不安に思っていることが現実にはどうなのかを確かめたりしながら、不安と付き合っていく方法を学びます。

グループは基礎編と実践編に分かれており、基礎編では、社交不安障害・社会不安障害・あがり症で見られる考え方や行動のパターンについて振り返り、「行動実験」の進め方を学びます。「行動実験」を続けることによって、これまで不安だった場面を客観的に観察できるようになり、効果が出てきます。実践編では、この「行動実験」を続けていきます。

このグループ療法は、自動車学校に例えられるかもしれません。自動車学校のカリキュラムが、仮免と路上教習に分かれているように、まず、行動実験の進め方を覚えていきます。行動実験の進め方を覚えたら、今度は、日常生活で使えるように、練習していくのです。これは、自転車や水泳の練習のようでもあります。一度身につければ、その後も役立っていきます。こうした過程の中で、患者さんは少しずつ「見られる人」から周りを観察できる「見る人」へ変わっていき、参加された多くの方から、「参加してよかった」という声をいただいています。

※個別面接による治療も行っており、個別面接の良い点は、患者さんの困り事に合わせて治療を組み立てられることです。また、グループの時間に参加することが難しい方でも調整がしやすくなります。

グループ療法では、時間の都合を合わせていただくなど大変な点もありますが、他の人の意見を聞く機会が得られ、自分だけではないんだと感じられることが最大のメリットです。また、回復していく方を見て、回復の道のりがイメージしやすい点も、グループ療法ならではだといえます。

グループ療法に参加された方の感想

グループ療法開始以来、500名以上(パニック障害を含む)の方が参加され、病気を克服されている方がたくさんいらっしゃいます。

~グループに参加された方の感想~

  • 自分の体験について意見をもらって、自分では気づかなかったことに気づくことができて良かった
  • 他の人の体験を聞いて自分ならどうかと考えることができ、グループで勉強できてよかった
  • 行動してみることの大事さを学んだ
  • 実際に、ここで学んだことを活かせる場面で、前の自分とは少し違った自分を作ることができ、嬉しかった
  • 今まで苦しんでいた“大きなかたまり”が細分化されて、小さな課題を見つけてはひとつひとつクリアしていくというやり方に変えて行けた
  • 今までの私は性格じゃなくて病気だったんだと知ることができた点や、私だけではなく同じようにつらい思いをされている方がたくさんいるんだと知ることができたことがありがたかった
  • 自分の思考と現実にはギャップがあるということを体験できたことはすごく大きかった
  • 全12回は長いと思っていたけど、意外に短く感じた
  • これからが大事だと思うので、教えてもらったこと、しっかりやっていけるようにしたいと思う

まとめ

当院では、社交不安障害・社会不安障害・あがり症のグループ療法を行っています。
グループ療法には基礎編と実践編があり、基礎編では、あがり症・社交不安障害・社会不安障害でみられる考え方や行動のパターンについて振り返り、「行動実験」の進め方を学びます。「行動実験」を続けることによって、これまで不安だった場面を客観的に観察できるようになります。
実践編では、この「行動実験」を続けて、さらなる回復を目指します。
これまで、たくさんの方にグループ療法にご参加いただき、回復されています。参加を希望される方は、医師やスタッフにご相談ください。