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愛知精神神経科診療所協会主催の学術講演会

愛知精神神経科診療所協会が主催する学術講演会に参加してきました。

 

2月15日(土)

内容

座長:鳴海ひまわりクリニック 院長 池田淑夫先生

演者:公益財団法人 日本精神神経科診療所教会会長

医療法人 渡辺クリニック院長 渡辺洋一郎先生

『地域精神医療の未来展望~精神科クリニックのあり方と展望~』

 

精神科の診療所(=入院設備のないクリニックのこと)の特徴とは何か、どんな機能を担うべきか、患者様の地域生活を支援するための体制づくりはどうあるべきか、など、「あり方」という非常に難しくかつ重要なテーマの講演でした。

たとえば、「入院から地域へ」という医療が今進められていますが、これは地域にしっかりと支援できる受け皿があることが前提になければ本来は成り立ちません。この機能を担うのが診療所や福祉サービスであり、入院設備のある病院と連携して支援できるようなケアマネージメントが非常に重要になってきます。

渡辺先生は大阪にあるクリニックの院長をしながら、他の支援機関と連携して就労支援事業を行っています。その内容や成果についてもお伺いすることができました。

当院も町の診療所として、今後どのような役割を担っていけばよいのか、改めて考えさせられる機会となりました。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。