あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

強迫性障害

OBSESSIVE-COMPULSIVE DISORDER

強迫性障害とはどんな症状がでますか。

強迫観念【しつこく浮かんで来て不安や不快にさせる考えやイメージ】と強迫行為【いやな考え(強迫観念)を打ち消し、安心するためにしてしまう行為】からなります。主に、5種類あり、具体例をあげると①不潔恐怖・洗浄恐怖…病気になるのではと心配になり、何度も手を洗う、②確認強迫…ドアの鍵を閉め忘れて心配になり、繰り返しノブを回してドアを開けようと確かめる、③加害恐怖…車を運転している時などに誰かをひいてしまったのではないかと心配になって、戻って現場をみにいく、④不完全恐怖・完全強迫…計算が正確にできたか気になって、何度もやり直す、⑤縁起強迫…頭に縁起の悪いことがよぎり、自分や家族に災いが起こるかもしれないと恐れ、その考えが消えるまで、縁起のよい行いを繰り返す。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。