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できるだけ薬に依存させない治療。あらたまこころのクリニックオフィシャルブログ

うつ病や不安障害の“お母さん”へ

カテゴリー: グループ療法, ひきこもり・不登校 | 投稿日: 2018-03-19

一般的に、女性にとって、家族のコミュニケーションは、非常に重要と言われています。そして、女性のうつ病や不安障害で、薬物療法だけでなかなか治らない場合、背後に家族の問題がある場合があります。

なかなか改善しないうつ病や不安障害の方で、女性の場合、家族の人間関係が大きく影響していることが多いと言われています。よくよくお話を詳しくお聞きすると、ご家族の問題の中でも、とりわけお子さんの「ひきこもり」や「不登校」でお悩みのようです。

大切なお子さんが「ひきこもり」や「不登校」ときは、それを取り巻く家族(特にお母さん)にとっても、大変、不安でつらい状況です。ところが、ご家族が不安でつらい状況では、さらに問題が悪化し、悪循環となってしまいます。

うつや不安が強くなると、自分のやってきたことに自信が持てなくなったり、自分を責めてしまったり、将来のことをあれこれ考えてしまうことが多くなります。ですから、お母さんは、自分の子育てが悪かったんじゃないかと不安になり、自分を責め、ますます対応に自信が持てなくなってしまいます。
それに加え、ご家族の問題は、人に相談しづらいこともあり、一人で抱え込んでしまったり、混乱してしまい、知らず知らずのうちに問題に巻き込まれてしまうことが多くなります。

このような悪循環の状態から一歩抜け出し、問題解決に取り組むためには、まず、状況を整理し、問題の理解を深め、自分自身が健康を取り戻し、変わっていくことが大切です。

当院では、平成30年3月28日(水)より、「ひきこもり・不登校の家族をもつ親(=自分)のための初期集中プログラム」を行います。このプログラムでは、問題のメカニズム、ポジティブなコミュニケーション、「ひきこもり」や「不登校」に巻き込まれずに、自分自身の生活を豊かにすることなどについて、一緒に学び、考えます。

できるところから一歩ずつ、一緒に始めていきませんか。参加をご希望の方は、一度、医師やスタッフにご相談ください。

(心理士・関口)

苦手な身体感覚を克服する パニック障害の治療

カテゴリー: パニック障害, 認知行動療法 | 投稿日: 2018-03-14

当院のパニック障がいの方に向けたグループ治療では、苦手な状況や身体感覚を段階的に克服する治療を行っています。
H30年1月27日(土)に行ったグループでは、この苦手な身体感覚を克服する治療を中心に行いました。

 

パニック障害の中核的な症状のひとつとして、パニック発作に似た身体症状に過敏になる身体感覚過敏があります。

身体感覚過敏になる流れについて、例を上げると…
あるとき突然理由もなくパニック発作に襲われたとします。

パニック発作では動悸、発汗、窒息感、胸の痛みや不快感、吐き気、めまい、死ぬのでは?という恐怖などを経験します。
その経験の後、日々の生活の中でパニック発作に関連する様々なことに不安になります。

感覚 状況
・発作の時と同じような身体感覚
(ドキドキ、吐き気、熱感など)

↓↓↓

身体感覚に対する不安から
苦手な身体感覚を避けるようになる

・ドキドキしないようにゆっくり歩く
・少しでも吐き気があったら何も食べない
・何も食べない

↓↓↓

活動内容が制限

・前回発作が生じたときと、
似たような場所に行く

↓↓↓

場所や空間に対する不安から
苦手な場所・状況を避けるようになる

・旅行を避ける
・電車やバスを避ける

↓↓↓

活動範囲が制限

苦手な状況や身体感覚を避けることでその場は安心しますが、克服する方法は身につきません。避ける事でさらに不安が強くなることもあります。
当院のグループでは左の身体感覚に対する不安を克服する治療として、身体感覚曝露を行っています。

■ 身体感覚曝露とは?

身体感覚曝露では、意図的に身体感覚を作り出し、不安が自然に落ち着くことを体験して身体感覚が生じても自分は大丈夫であるということを体験的に学びます。そして、最終的に活動内容を制限せずに生活できようになることを目標としています。

当院のパニック障害グループ治療では、定期的に身体感覚曝露を練習する日を設けております。
パニック障害・嘔吐恐怖等でお困りの方は、ぜひ医師にご相談ください。

(心理士 宮本・本田)

デイケアのガーデニングプログラム H30.2

カテゴリー: デイケア | 投稿日: 2018-02-28

当院のデイケアでは毎週火曜日、木曜日にプログラムの一環としてガーデニングプログラム(園芸活動)を行っています。

植物の栽培を通し、「話すのが苦手」「うまく伝えられない」「新しいものにチャレンジすることが不安」「人前で緊張してしまう」といった課題へ取り組んでいきます。

中々芽が出ない時、「何で芽が出ないんだろう」とメンバーさん同士で調べ、考え、相談し、確認しあい、試行錯誤することで、ご自身の課題とともに”解決する方法”を考えていきます。

今回のブログでは、冬に植えた苗の成長をご紹介したいと思います。

春を楽しみに、メンバーの皆さまと冬のガーデニング作業を頑張りました。

3月にはジャガイモの種イモ植えや小松菜の種まきを予定してます。

(看護師・草野)

2017年クリスマス会をデイケアで行いました

カテゴリー: デイケア | 投稿日: 2017-12-30

12月20日(水)にデイケアで季節行事プログラムの『クリスマス会』を行いました。

 

当日のプログラムを迎えるにあたり、11月下旬から準備を始めていました。

折り紙の飾り作りや、ガーデニングプログラムでもリース作りをしています。

こちらが育てたサツマイモのツルで作ったリースです。

当日は、多くのメンバーさんが参加されました。

スタッフがサンタとトナカイになって司会進行。普段中々見られない光景です。

 

内容は、スタッフが主催するゲームやビンゴを行いました。

特にゲームはチーム対抗戦なので、メンバー同士で作戦を練ったりして、大変盛り上がりました!

 

当日のメンバーさんの感想をご紹介します。

  • 普段話せない方ともコミュニケーションを取れたのは良かったと思います。
  • チームで協力し合うことで、メンバーさんとの交流ができました。
  • 不安を感じる部分もなく楽しめた。
  • みんな色々な症状があって苦しんでいる中でも、こういう機会があるということは素晴らしいことだと思います。これからもぜひとも続けてください。皆の力になると思います。
  • 気晴らしになって良かった。

たくさんの感想をいただきました。

いつもと違った雰囲気で、ゲームなどを通し自然な会話をして皆で楽しめました。これからもこうした季節行事を大切にしていきたいと思います。

デイケアスタッフ(看護師・松代)

心理検査(WAIS)の結果から考えるADHD

カテゴリー: ADHD | 投稿日: 2017-12-16

 前回のブログでは、働く方のADHDへの当院の取り組みについてご説明しました。今回は、実際にADHDの診断が下りた患者様に当院がどのような治療を行っていくのかを具体例を挙げてご紹介していきます。

「仕事でのミスが多く、仕事が長続きしない」Aさんの場合
(よく見られる一例で特定の患者さんではありません)

Aさんは仕事が長続きしません。一生懸命取り組んでいるつもりですが、上司や同僚からミスを指摘されることが多く、自信をなくし、抑うつ症状から仕事を続けることが難しくなった結果、辞めてしまうということが続いていました。

医師との診察の中でADHDを思わせるエピソードがいくつか出てきたため、WAISを取ってみることになりました。WAISの結果、全体的な知能に遅れはありませんでしたが、著しく苦手な領域がいくつか見られました。

その領域はいわゆる忘れっぽさやケアレスミスに関連するものでしたので、仕事や日常生活で「言われたことを忘れてしまうことは多くないか。計算ミスや書類の記入ミスなどはしがちでないか」ということをお聞きすると、
「そうなんです。いつもそういったミスで怒られ続けてきました。自分では気を付けているつもりなのだけど、全然直らなくて…。元々こういうことが苦手だったのですね。」と非常に納得された様子でした。他の心理検査や心理士との面談も踏まえたうえで、AさんにはADHDの診断がなされました。

 

生活の工夫を身に付けよう!

WAISで明らかになった苦手なことの多くは、ちょっとした工夫でカバーできることが多いです。Aさんには、

といった特徴がありました。そこで、

といった工夫を提案させていただきました。

Aさんはその後、日常生活で常にメモを持ち歩くようにし、大事なことは毎回メモを取るよう習慣付けました。
また、玄関の壁には「財布、携帯、車のキー、いるもの袋」というチェックリストを貼り、外出時にチェックするようにしました。
「いるもの袋」とはAさんが考えたアイディアで、次の日持ち出すもの(書類など)は前日からその袋にまとめて入れておくことにしました。

このような工夫を身に付けたことで、Aさんは大事なことを忘れてしまったり、不注意によるミスをしてしまうことが減り、自分に自信が持てるようになりました。
また、これを機に、Aさん自身が自分の特徴を理解し、自分に合った工夫を考えられるようにもなっています。

*上記のように当院では治療の一貫して医師との相談の元にWAISを実施しております。そのため、WAISを受ける事のみを目的とした受診はお受けできませんのでご了承ください。

(心理士・円増、関口)