あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

躁うつ病

BIPOLAR DISORDER

双極性障害のうつ状態とは?

うつ状態では、何週間も、一日中、毎日毎日、憂うつな気分が続きます。
いやな気分は朝に強いことが多いようです。
食欲もなくなり、体重が減ってしまう場合もあります。
朝、暗いうちから目が覚めてしまい、嫌なことばかり頭に浮かぶこともあります。

時には、体が全く動かず、寝たきりになり、何を考えようとしても、まったく考えが進みません。
また、重症になると、「破産した」「恐ろしい罪をおかした」などの妄想が出ることもあります。逃げ場のない苦しみから、生きていても仕方ない、と考えてしまう人もいます。

うつ状態に本人が気づくサイン
・何事も楽しめなくなる
・疲れが取れない
・動くのがおっくうになる
・考えがまとまらない
・不安感や恐怖感がある

周囲が気づくサイン
・仕事、家事、勉強の能率が落ちる
・口数が少なくなる
・食欲がなくなる
・体調不良を訴える
・身だしなみがだらしなくなる

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。