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公開日: |更新日: 社交不安障害専門療法

第9期社会不安障害グループ認知行動療法終了

第9回の社会不安障害のグループ認知行動療法が無事に終わることができました。患者様から感想を頂いていますので、下記に紹介をします。

  • 今まで漠然と不安に思っていたことがなぜ自分が不安に思っているのかわかるようになった。不安のメカニズムがわかると、そういう場面に直面した時も今までより少し冷静に対応することができます。グループに参加し、人前で発表したり、他の人の考え方を聞いたりとても良い時間になりました。
  • 他の人の考えを聞いて、自分の考えを発言することでいろいろな人がいろいろな考えをしていることが分かりました。自分の思っていることが他の人も思っているのかと改めて考える機会になりました。
  • 漠然とした不安はなくなったように思います。自分がどういう状況でどのような不安を感じるのかが具体的に分かり、これから自分がどうやってそれを解決していけばいいのか、自分の今後の課題がはっきり分かるようになったので良かったと思う。
  • 以前よりも自分に注意が向かなくなり、あまり緊張しなくなった。漠然とした不安がはっきりとつかめるようになった。
  • 「不安とは何ぞや」ということがわかってきた。グループ療法は他の人のことがわかって良いと思う。

2009年4月から第10回社会不安障害のグループ認知行動療法を開始する予定でいます。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市からアルコール依存症専門医療機関、日本精神神経学会から専門医のための研修施設などに指定されている。