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治療法について TREATMENT

2020.06.26 パニック障害専門療法

パニック障害の治療がはじまるまで-Aさんの場合-

パニック障害の治療がはじまるまで-Aさんの場合-

【目次】
パニック障害で、病院を受診するまで
パニック障害の初診の問診
まとめ

はじめに

「こころのクリニックや心療内科,精神科の受診なんてしたことがない」「自分のような困りごとで受診してもいいの?」「受診なんて大げさなんじゃないか」ということを気にされているかたもいらっしゃるようですので、パニック障害で実際に治療に訪れる方の病院を受診するきっかけから初診までの一例をご紹介します。

病院を受診するまで

いつもどおりの日常を過ごしていたAさん、ある日の車の運転中に、突然体の発作に襲われました。急に息が出来なくなり、体は震えて汗が止まらず、心臓も早鐘のように強くドキドキし始めました。

恐怖を覚えたAさんは、すぐに車を路肩に止め、何とか事故を免れました。
しばらくすると体の調子は落ち着きましたが、疑問が残ります。

 翌日、自分の状態を内科で伝え、全身を検査しましたが、異常が見つかりません。余計に混乱したAさんでしたが、しばらくして車の運転中に再び体の発作に襲われました。不安で頭がいっぱいになってしまいます。

 複数の病院を回って検査を受けますが、やはり異常は見当たりません。車の運転もなるべく控えるようにしていましたが、不安な気持ちがぬぐえず、やがて家でも息苦しくなるようになってしまいました。すると、ある内科の医師から、「パニック障害かもしれない」と告げられ、精神科の受診を勧められました。

半信半疑の中、可能性があるなら、と、Aさんは心療内科の受診を決意しました。

初診の問診

繰り返し出現する原因不明の身体の異変と、「また起きてしまったら」という不安を抱えたAさんは、ある内科の医師から「パニック障害かもしれない」と告げられ、精神科の受診を勧められました。

しかし、正直な所、Aさんは半信半疑でした。

それでも、日々起きてしまう身体の苦しさが少しでも良くなる可能性があるなら、と精神科・心療内科がある病院に電話をし、予約を取りました。

 予約日の当日、Aさんは不安でいっぱいでした。病院に向かうまでの車の運転が怖かったため、夫に車を運転してもらうことで、なんとか病院までたどり着きます。受付で問診票を書き、やがて診察に呼ばれました。

 最初に挨拶を交わした後、まずは今困っていることを尋ねられたAさん。緊張しながらも、最初に起きた急な身体の異変のこと、内科で検査しても異常がないこと、車の運転を控えているはずなのに家でも苦しくなるようになってしまったこと、内科の医師からパニック障害ではないかと言われたことなどを話します。

体の症状以外のことも色々な事をAさんは聞かれました。今どんな仕事をしているか、働き方はどうか、職場で悩んでいることはないか、家族構成と関係性、睡眠がしっかり取れているか、アルコール・カフェイン・タバコなどの嗜好品について、子供時代の話など、問診は多岐に渡りました。その後、夫も診察室に呼ばれ、夫から見た最近のAさんの様子や、ここ最近で生活の大きな変化はなかったのかも聞かれました。

 一通りの問診を終えた後、医師はパニック障害がどのようなものか説明しました。Aさんは自分にいつも起こっていることはこれだと思いました。医師から今後、薬を飲みながら、パニック障害の治療に取り組んでいきましょうと言われました。

 初めての心療内科受診で不安を感じていたAさんでしたが、パニック障害の治療法があるということがわかり、クリニックまで足を運んで良かったと思いました。

まとめ

 パニック障害の方が、病院を受診するまでの様子から初診時の問診の様子までの一例をご紹介しました。最初は、受診のハードルが高いように感じられるかたもいらっしゃるようですが、気になる症状がある方はぜひ一度、クリニックまでご連絡ください。