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4月, 2019年

行動することは、重要!?

カテゴリー: その他 | 投稿日: 2019-04-27

4月に入り、新しい環境の中で忙しく過ごしているうちに、夜眠れなくなり、朝が来ても何もやる気がしないなどでお困りの方はいませんか?

 そのような状態が続くと、何かをするという行動が止まってしまいます。

  

誰にとっても、嫌なこと、つらいことからは避けたいものですよね。

しかし、ここには“トラップ(TRAP)”が潜んでいることがあります。

TRAPとは

Trigger=きっかけ、

Response=きっかけに対する反応、

Avoidance Pattern=回避パターン(避ける)    のことを指します。

例えば…

 このような状況では、確かに上司Aには資料を見せたくなくなるかもしれません。

しかし、その結果、仕事が進まなくなり、仕事がたまり、さらに指摘を受ける機会が増えることになるともっとつらくなるかもしれません。

 回避をすることは、一時的にはつらいことから避けられても、長期的にもっとつらい状況を作ってしまうことがあるかもしれません。

 まさに“トラップ(TRAP)”ですね。

 では、どうするか…?“トラック(TRAC)”を意識することが重要です。

 TRACとは

 Trigger=きっかけ

  Response=きっかけに対する反応

  Alternative Coping=代わりの対処行動      のことを指します。

 言うほど簡単ではない!と思われてしまうかもしれませんが、代わりの行動を選んで、実施することがTRAPから抜け出すためには重要であると考えられています。

 「行動を起こしたいけれども、自信がない…」「やる気があれば…」と思われるかもしれません。

 一方で、「やってみたら意外とできて、自信になった」「やっているうちにやる気が出てきた」このような体験はないでしょうか?

 自分にとってポイントとなる行動を探し、実行することで、“自信”や“やる気”が湧いてくることがあるかもしれません。

 「自分にとってポイントとなる行動は何か?」「行動起こすといっても難しい…。」と、お困りの方は、まずは専門機関にご相談いただくことをおすすめします。

その悩み、「社交不安障害」かも?

カテゴリー: 社会不安障害 | 投稿日: 2019-04-27

当院には、いろいろな悩みや困りごとで受診していただいていますが、中でも実は比較的多いのが、「社交不安障害」の悩みや困りごとです。

以前の記事にも書いたのですが、春は変化の多い時期で、特に人と接する機会が増えたり、人前で発表する機会が増えたり、新しい人間関係を構築していくことも多くなるかもしれません。こうした中で、少しずつ「社交不安障害」の症状が強くなっていくということがあります。

社会不安による心と体の反応

山田和夫監修“よくわかる社会不安障害” 主婦の友社 p.17 より引用

社会不安障害のさまざまな不安と恐怖

   

山田和夫監修“よくわかる社会不安障害” 主婦の友社 p.15 より引用

家や休みの日でも、考えが浮かび、つらい

山田和夫監修“よくわかる社会不安障害” 主婦の友社 p.19 より引用

社会不安障害とうつ病は合併しやすい

山田和夫監修“よくわかる社会不安障害” 主婦の友社 p.46 より引用

  • 「社交不安障害」は「性格だから治らない」!?

社交不安障害の方の中には、「性格だから治らないのでは」と感じられている方はたくさんみえます。というのは、社交不安障害は、思春期、つまり人生の早い段階で発症することが多く、そのために、「昔からこうだから今さら治らない」と感じられることも自然なことかもしれません。また、「こんな風に悩んでいるのは私だけだ」と孤独感を感じたり、ただただひたすら耐えてきた、という方も多いです。「こんなことを相談しても良くならない」と思って、治療を諦めてしまう方もいるかもしれません。

しかし、社交不安障害は、治療すれば良くなる、病気です。現在は、薬物療法や認知行動療法などの心理療法が有効とされており、それらを組み合わせることでより高い治療効果が期待できます。

  • 社交不安障害の悪循環とは?

社交不安障害では、苦手な対人場面に直面した時に、恥をかいたり失敗するイメージが勝手に浮かんできて、それを周りの人から「変な人」「ダメなやつ」などと否定的に評価されるのではないかと不安になります。

特に、自分の体や自分のふるまいばかりに注意が向いてしまう症状(「自己注目」と言います)や、不安を下げるためにするさまざまな行動(「安全保障行動」や「回避」と言います)は社交不安障害に特徴的で、これらによって悪循環となってしまいます(詳しくは実際の治療の中で順に説明していきます)。

 このように、社交不安障害では悪循環が生じるため、「場数を踏めば慣れる」ということが無く、症状が続いたり、ひどくなってしまうのです。

★おまけ★

社会不安障害の有名人

幼少の頃から吃音症を患っていた。 しかし、1人では話すときや録音するときは、流暢に話す。 「吃音」は、社会的な行事や社交場に限られている。 兄にからかわれることもあった。 第2次大戦の時、ヒットラーに屈せず、英国王として国民や世界の人を鼓舞する演説する必要に迫られた。 オーストラリア人セラピストの治療を受け呼吸法の訓練をうけほとんどつかえることなしに話すことができるようになった。  
イギリスの 女性児童文学作家
小学校のとき、厳しい学校への転校をきっかけに、対人緊張・恐怖感などの社会不安障害の症状が出始める。中学時代にはクラスの前でのスピーチで緊張し「吐いてしまったらどうしよう」と思ったら急に気持ちが悪くなり皆の前で吐いてしまう。
また、離婚により、一時はうつ状態になり数ヶ月間の治療を受けています。  
 
 

パニック発作とは?

カテゴリー: パニック障害 | 投稿日: 2019-04-27

寒暖の差が激しい季節となりました。新年度も始まり、慣れない環境の中で、動悸や息苦しさで体調を崩されている方が多くみられます。

そこで、本日は“パニック発作”について、お話させていただきます。

みなさん、日常で“パニック”という言葉を使うことはありませんか?

“パニック”という言葉は、一般的に、不安や恐怖で、頭が混乱したときに使われる心の状態を表す言葉です。

パニック発作とは、あるとき当然、激しい不安・恐怖感とともに、動悸、発汗、震え、呼吸困難、胸の圧迫感、吐き気、めまい、ふらつき、手足のしびれなどの身体症状が起こる症状のことをいいます。パニック発作は突然に起こり、10分以内にピーク達して、通常、20~30分くらいで治まります。

かの有名なチャールズ・ダーウィン(イギリスの自然科学者:1809~1882年)

ですが、調査のための航海中に、心臓を針で刺すような痛みを感じる事に始まり、後に疲労が激しく、動悸、めまい、吐き気、嘔吐、体の震えなどパ二ック発作のような症状が頻繁にあったという話があります。

「パニック発作」と「パニック障害」はどう違うのでしょうか?

パニック発作後、「また発作が起きるのではないか」と心配するようになり、予期不安が出てきた場合、パニック障害と診断されます。つまり、パニック障害は、病名ということになります。パニック発作だけなら、パニック障害と診断されません。

 つまりパニック発作だけなら、ストレス場面、社会場面が苦手な方なら社会場面でも生じます。

しかしながら、パニック発作が生じているときに、パニック障害なのかどうかを自分で判断することを非常に難しいと思います。

パニック発作でお困りを持たれている方は、医療機関にご相談ください。