家族のはなし


心療内科 精神科 医療法人和心会 あらたまこころのクリニック
〒467-0066
名古屋市瑞穂区洲山町1-49
TEL:052-852-8177

家族のはなし


なぜ必要なのでしょうか?

子供に引きこもり、不登校、自傷、暴力等の問題が生じると、家族は「なぜ?」「どうして?」と不安になり、本人に「なんで行けないの?」「どうしてそんなことするの?」と問いただしたり、「こうしたら」「ああしたら」と一生懸命アドバイスしたりと、どうにかして子供の問題を治そうとします。


しかし、そのようなことをすればするほど、子ども自身も不安や焦りを抱えているため、さらに子供の不安は高まり、問題はますます悪化していくことがあります。「子供のため」との思いでやったことが、かえって問題をこじらせてしまうということが起こるのです。


家族は、対応に疲れ果て、無力感に襲われます。「自分の育て方が悪かった」、「うちだけがこんな問題を抱えている」と思うようになり、相談も出来ず、社会の中でどんどん孤立していきます。このような悪循環のサイクルに入ると、問題は長期化、慢性化しやすく、そこから抜け出すことは容易ではありません。


この悪循環のサイクルから抜け出すためには、家族がまず治療・相談に来ることが大切であると私達は考えています。家族が外部とのつながりを持ち、子供の症状や状態についての正しい知識を得、子供への適切な対応を身につけることにより、家族の不安が軽減し、子供への対応が変わります。家族の姿勢の変化が、子供の不安を軽減させ、子供の問題が長期化、慢性化するのを防ぐようになります。


子供が治療に来ないから、問題は解決しないとあきらめないでください。家族が、治療・相談に来ることが子供の問題の回復への一歩となるのです。

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子供・家族を苦しめる悪循環

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当クリニックでは以下の家族のためのプログラムを行っています。

対象者:ひきこもり、不登校、自傷、暴力など思春期・青年期に生じやすい問題行動が見られる患者の親


ひりこもり、不登校、自傷、暴力などの子どもと接する中での悩みを分かち合い、病気の理解と「我が家だけではないんだ」という共感を得、家族自身の回復と子どもへの対応の変化を目指します。


対象者:摂食障害の患者の家族(親・兄弟・配偶者など)


摂食障害の子どもと接する中での悩みを分かち合い、病気の理解と「我が家だけではないんだ」という共感を得、家族自身の回復と子どもへの対応の変化を目指します。


※思春期・青年期家族の会、摂食障害家族の会に関しては、まずは当院にご相談下さい。

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今まで行ってきたその他当院における思春期・青年期問題への取り組み

当院では開院後家族問題に関する講演会を開催してきました。


これからその中のいくつかを抜粋して紹介していきたいと思います。
引きこもり、摂食障害、リストカット、など思春期、青年期に起こる問題を理解していく上での参考にして頂けたらと思います。


当院には、お子さんの問題で悩み相談にみえる方が多くいらっしゃいます。


今までは問題のないいい子だったのに突然こうなってしまってどう対応すればいいか分からない。
どうすれば子どもが元に戻ってくれるのか。その対応が知りたい。
と言って、相談にお見えになります。


これは、家族の側からすると、当然のことなのかなと思います。


目の前で、昨日までいい子だった子が突然喋らなくなったり、暴言を吐いたり、引きこもったり、食べなくなったりするのですから、この状況を何とかしたい思うのは当然のことなのかなと思います。


しかし、子供が何か問題を表出している時、一見不適応に見える行動にも、子供にとっては一時的に生きるために必要な行動になっていることがあります。自分を守るためにその方法でしか対処できなかったり、そのようにしないと自分を支えられないためです。新しい方法を身につけないまま、それを手放すことは、子供にとって大変難しいことなのだと考えます。


つまり、状況だけを何とかするということは、他に対処を見つけられない本人にとって、強い不安をともない、ますますそこにしがみつくということが起こる可能性が高いと考えます。


また、ハウツーというのも時に有効ではありますが、一つ対応を教えてもらうと次の不安が出てきて、又聞きたくなる。一時的に不安は減少しますが、この時はどうしよう、これで正しかったのか。と不安は増していくでしょう。


遠回りのようですが、子供さんを、今までとは違う視点でも理解していくことが大切です。


例えば、最初は子どもさんの暴言が怖くていいなりになって、振り回されていたお母さんが、グループや家族教室で他の方の話を聞いたり、本人の体験談を聞いたりしていく中で、



「私を責めているのは本人がそれほど苦しいということなんだ。それを分かってほしいということなんだ。」
「本人からの無理な要求を断ることがとても難しく、へとへとになって、わがままな娘だと思っていたけど、『聞いてあげないといけない』と一生懸命になり過ぎて、疲れてしまっていた」



と、家族の方ご自身が、理解を深めていかれる中で、硬直した家族関係や、お子さんの問題が徐々にゆっくりと動き始めます。


当院では開院後家族問題に関する講演会を開催してきました。これからその中のいくつかを抜粋して紹介していきたいと思います。


引きこもり、摂食障害、リストカット、など思春期、青年期に起こる問題を理解していく上での参考にして頂けたらと思います。


よい「子」とよい「お母さん」(マンガ版)

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