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6月, 2018年

梅雨時とパニック障害の関係

カテゴリー: パニック障害, 認知行動療法 | 投稿日: 2018-06-27

 

 

 

 

6月も後半になりました。朝晩の気温差が激しいことがもちろんのこと、

天気の移り変わりも激しいこの季節、体調を崩しがちになりやすいですよね。

では、皆さんの「体調を崩す」にはどのようなものがあるでしょうか。

頭が痛い、なんだか息苦しい、胸が詰まる感じ、弱い吐き気、軽いめまい、手先が冷たい感じ、顔の火照り、いつもより汗をかきやすい…人によって様々な症状があると思います。

どの症状をとっても不快な感覚だと思いますが、これらは生きている限り時々は体験する自然な体の症状です。

 

しかし、このような不快な体の感覚が、不安感を引き起こす病気があります。

それは、パニック障害と呼ばれる症状です。

パニック障害は、突然パニック発作と呼ばれる体の症状が生じます。この「突然」というのが辛いところで、パニック障害の方は、発作が起きているときには「深刻な病気なのではないか」という不安になり、発作が起きていないときでも「また発作が起きるのではないか?」という不安になる、というとても辛い状態です。

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※パニック発作一覧

□ 心臓がドキドキする

□  汗をかく

□  体や手足の震え

□  呼吸が早くなる、息苦しい

□  息がつまる

□  胸の痛みまたは不快感

□  吐き気、腹部のいやな感じ

□  めまい、ふらつき、頭が軽くなる、気が遠くなる感じ

□  現実でない感じ、自分が自分でない感じ

□  コントロールを失うことや、気が狂ってしまうのではないかという心配

□  死ぬのではないかと怖くなる

□  しびれやうずき感

□  寒気またはほてり

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この状態が続くと、パニック障害の方は些細な自身の身体の状態の変化に対して過敏になっていきます。

「息苦しい…過呼吸の前兆かも」

「吐き気がする…このままだと吐いちゃうかも」

「朝からめまいがする…発作になって倒れてしまうかも」

 

本来、動悸や息苦しさといった体の症状は、人間が危険を察知すると生じる自然な体の症状です。

ところが、パニック発作を繰り返すうちにこれが逆転し体の症状を危険なものだと感じるようになってしまいます。

このような、身体症状に過敏になってしまう症状を、身体感覚過敏といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この身体感覚過敏に対して、当院では身体感覚曝露という治療を定期的にグループ療法の中で行っています。

身体感覚曝露は、苦手な身体感覚をわざと引き起こし、体験やグループでの共有を通して、「発作に似た身体感覚が起きても安全である」ことを体験的に学ぶ治療法です。

この治療を通して、身体感覚過敏や不安感から開放されることを願っています。

ご興味のある方は、まずは医師にご相談いただければと存じます。

 

がんばった人ほど五月病になりやすい

カテゴリー: その他 | 投稿日: 2018-06-05

がんばった人ほど五月病になりやすい

一般的に五月病とは、ゴールデンウイーク明け頃に起こる「抑うつ状態」のことを言い、特に新入生や新入社員を中心に起こりやすいとされています。
春に生活環境が変わったことによるストレスが原因とされ、その変化に適応しようとした疲れが連休明けに出てしまうと考えられています。
新しい環境に馴染もうと頑張った人ほど、五月病になりやすいのです。
五月は新緑が芽吹く気持のよい季節である一方、こころの病気には要注意の時期でもあるのです。

【ストレスの大きさを考える】
自分自身の入学や異動といったことから、子供の進級や受験、上司や部下の異動など、変化は様々な場所で、様々な人に起こります。つまり五月病はどんな人にでも起こり得るのです。
よく「大きな変化」が原因と言いますが、「大きなストレスをもたらす小さな変化」もあります。また「積極的な変化」や「うれしい変化」であっても、ストレスを感じる瞬間はあるものです。
起こった変化の大きさや種類ではなく、かかるストレスの大きさを考えることが重要です。

【五月病の症状】
五月病とよばれる「抑うつ状態」になると、次のような症状があらわれてきます。

●気分が滅入って何事にもやる気が出ない
●学校や会社に行きたくない、行けない
●体調不良(頭痛、胃腸の不調など)が頻繁に起こる
●寝つきが悪い、もしくは早朝に目が覚める
●イライラしたり落ち込んだりと気分が不安定になる

このような症状が続くと「抑うつ状態」とされますが、症状が重い場合には「適応障害」や「うつ病」であることも考えられます。
また、「社交不安障害」や「パニック障害」などのこころの病が、五月病のような症状としてあらわれている可能性もあります。

五月病の症状

【この時期に特に関連が深いと考えられる病気】

●社交不安障害
進学や異動、昇進などで新たな人間関係を築いたり、人前で話す機会が増えたりすることによって、五月病のような症状があらわれる場合があります。
社交不安障害では、人からどのように見られているのかとても気になります。
何か失敗をすると、新しい仲間や上司にどう思われるか、過剰に不安を抱えてしまいます。そして人との関係を避けるようになり、学校や会社にも行けなくなってしまいます。

●パニック障害
パニック障害では、動悸や不安を伴うパニック発作と、慢性的な身体の不調が起こります。
だんだんと暑くなってくる五月頃は、ほてりや動悸からパニック発作が起こりやすくなることもあり、五月病の症状として認識されることもあります。

【五月病の治療方法】
まず最も重要なことがストレスを軽減させることです。好きなことをしたり体を動かしたりして気分転換をしてみましょう。
それだけではうまくいかない場合には薬物療法も視野に入れます。同時に認知行動療法を用いて考え方のクセを修正していきます。

五月病とよばれる「抑うつ状態」は、症状が重くなると「うつ病」などの病気となります。また他のこころの病が潜んでいる場合もあります。
「ただの五月病」だと思って侮らずに、「気分が優れない」と感じたら、早めに医師にご相談ください。