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苦手な身体感覚を克服する パニック障害の治療

カテゴリー: パニック障害, 認知行動療法 | 投稿日: 2018-03-14

当院のパニック障がいの方に向けたグループ治療では、苦手な状況や身体感覚を段階的に克服する治療を行っています。
H30年1月27日(土)に行ったグループでは、この苦手な身体感覚を克服する治療を中心に行いました。

 

パニック障害の中核的な症状のひとつとして、パニック発作に似た身体症状に過敏になる身体感覚過敏があります。

身体感覚過敏になる流れについて、例を上げると…
あるとき突然理由もなくパニック発作に襲われたとします。

パニック発作では動悸、発汗、窒息感、胸の痛みや不快感、吐き気、めまい、死ぬのでは?という恐怖などを経験します。
その経験の後、日々の生活の中でパニック発作に関連する様々なことに不安になります。

感覚 状況
・発作の時と同じような身体感覚
(ドキドキ、吐き気、熱感など)

↓↓↓

身体感覚に対する不安から
苦手な身体感覚を避けるようになる

・ドキドキしないようにゆっくり歩く
・少しでも吐き気があったら何も食べない
・何も食べない

↓↓↓

活動内容が制限

・前回発作が生じたときと、
似たような場所に行く

↓↓↓

場所や空間に対する不安から
苦手な場所・状況を避けるようになる

・旅行を避ける
・電車やバスを避ける

↓↓↓

活動範囲が制限

苦手な状況や身体感覚を避けることでその場は安心しますが、克服する方法は身につきません。避ける事でさらに不安が強くなることもあります。
当院のグループでは左の身体感覚に対する不安を克服する治療として、身体感覚曝露を行っています。

■ 身体感覚曝露とは?

身体感覚曝露では、意図的に身体感覚を作り出し、不安が自然に落ち着くことを体験して身体感覚が生じても自分は大丈夫であるということを体験的に学びます。そして、最終的に活動内容を制限せずに生活できようになることを目標としています。

当院のパニック障害グループ治療では、定期的に身体感覚曝露を練習する日を設けております。
パニック障害・嘔吐恐怖等でお困りの方は、ぜひ医師にご相談ください。

(心理士 宮本・本田)