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7月, 2016年

土曜セミナー 「適切な『ノー』の伝え方」

カテゴリー: グループ療法, アサーション | 投稿日: 2016-07-27

土曜セミナー6月11日は「 ~アサーション~ 適切な『ノー』の伝え方」を開催しました。

前回のアサーション・プログラム「~自分の気持ちを伝えてみよう~

 

ムリな頼みごとを断れなくて、後で困ったことはありませんか?

たとえ大切な人との間でも、そうしたことは起こるものです。

20160528_考え込み1[ たとえば・・・ ]

  • 体調が悪いのに食事会の誘いを断れず、
    行っても楽しくなかった / 体調を崩してしまった
  •  仕事をたのまれ抱え込んでしまい、
    期限に間にあわず迷惑をかけてしまったなどなど。。

 

20160611アサーション悩む人2自分が「ムリだなぁ、嫌だなぁ」と感じるような依頼や、頼みごとを断われなかった結果、

  • あとで後悔する
  • 頭の中でグルグルまわってしまう
  • 気持ちを引きずってクヨクヨする

ことはないでしょうか。

上手く断ることができないと、相手に対してハラを立ててしまい対人関係がギクシャクすることもあります。

こうした問題を解決する手段として、
相手を攻撃することなく自分の意見を飲み込むのでもなく
目の前にある問題を解決し、より良い人間関係を構築する
スキルに
アサーション」があります。

 

「ノー」ということのポジティブな側面

「ノー」と言えることにはポジティブな側面があります。
20160611アサーション「ノー」のメリット1

  • 「ノー」ということで裏表のない、よい人間関係が作れる
  • 「ノー」ということでたくさんの仕事量を抱え込まなくてもよくなる
  • 相手に対して何ができて何ができないか分かってもらう
    (相手と一緒にできる事を考えることにもつながる)

 

NOの意味

断ること、「NO」は
 ・ 相手を拒絶すること
 ・ 自分に能力ではないこと    ではありません

相手は物事に対してお願いをしているので、断りたい「」は頼まれた物事に対して断っているのです。
相手が断ったときも、頼んだ物事に対して断っているので、頼んだ「」を拒絶しているわけではないのです。

セミナーでは

・適切な「ノー」の伝え方
・断れないことのデメリット /ノーを言えなくさせる理由
・アサーティブに 「ノー」を伝えるときのポイント8点
・適切にノーを伝えていけるようになるためには

などを中心に、具体的なシチュエーションを交え、アサーティブな断り方の参考例をお伝えしました。
断りたいことの的を絞り、素直に「ノー」を伝えることができれば相手とよりよい関係を気づいていくことにもつながります。

20160611アサーション_プログラム

 

アサーション・グループの紹介

20160611アサーション_プログラム日程

アサーションをより実際の生活の中で活用していくためには、 練習を積み重ねることが大切です。
アサーション・グループでは、場面や状況を設定したロールプレイによる練習を行っており参加された方はフィードバックをもらうことで、たくさんの気づきを得られ、職場や私生活で活用されています。

*当院のセミナーおよびプログラム参加には、医師の診察と判断が必要です。あらかじめご了承ください。

第1回『あいちCNSフォーラム』に行きました

カテゴリー: アルコール依存症, 研修・学会 | 投稿日: 2016-07-12

平成28年6月23日(木)に、メルパルクNAGOYAで行われた、第1回『あいちCNSフォーラム』にて、「アルコールがいかにメンタルに影響を及ぼすか」について、依存症治療の第一人者である松本俊彦先生の講演を聴いてきました。

 

特別講演
国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部 部長 松本 俊彦 先生

 

アルコールは私たちの生活の中で、ほどよい量であれば楽しい気分にさせてくれる飲み物ですが、大量に飲みすぎたり、連続して飲んでしまうと大変危険な飲み物になります。

講演の中では、アルコールとうつ病との関係を中心にお話がありました。特に強調されていたのが、アルコール自体がうつ状態を引き起こすことがあり、すでにうつ病を患っている人が飲酒をすると、うつ病が悪化して、長期化することがあるとのことでした。

また、何か困難な問題を抱え、追い詰められた中で飲酒を続けていると、アルコールによって衝動性や攻撃性が高まり、最悪な結果を招くこともあるという報告もありました。

松本先生からは、「家族や友人など、周りで悩んでいる人がいたら、一緒にお酒を飲むのではなく、ランチに行きましょう」とのお話があり、普段の生活の中で、アルコールとの付き合い方を改めて考えさせられる大変貴重な時間となりました。

当院のアルコール依存グループ療法(SMARPP)

 

土曜セミナー「 グルグル考え込む癖から抜け出そう」

カテゴリー: 問題解決グループ, 土曜セミナー | 投稿日: 2016-07-10

土曜セミナー5月28日は「グルグル考え込む癖から抜け出そう」を開催しました。

 

2つの考え込みについて

「考え込む」という事はどういう事なのでしょうか。
20160528_考え込み

・問題解決へ向かう「善玉」の考え込み
(例:仕事でミスをしてしまった。
ミスを防ぐにはどうすればいいのか考えよう)

・うつや反すうへつながる「悪玉」の考え込み
(例:仕事でミスをしてしまった…
なんでいつもこうなのかなぁ…
私はダメな人間だなぁ…)

考え込むということは上のように2種類に分けられます。
考え込みについての講演の記事

 

反すうってなんだろう

「夜、いろいろ考えていると眠れない」「いろいろ考えちゃって家事が手につかない」など、ネガティブな事をくり返し考え込んでしまうことを
反すう」といいます。
うつや不安になるとこの「反すう」がよくおこるため

  • 過剰に心配してしまう20160528_考え込み1
  • 過剰に分析し考えてしまう
  • 心の中で何度も考え直していまう
  • 長時間同じ問題に気をもんでしまう

という状態になり「考え込み」によってうつや不安をさらに強くしてしまうことがあります。

 

考え込む癖から抜け出すには

今回のセミナーでは、グルグル考え込むクセからぬけだすため、右記の5つのポイントを紹介し「考えごと」の理解と対処についてお話ししました。

20160528_考え込み2

考えること自体は悪いことではありません

私たちの日常生活には、困難なことや心配なことがたくさんあります。
それについて“考える”こと自体が悪いことではありません。

ときにはいろいろ考え込むこともあってよいのです。

20160528_考え込み3

適度に考えながら、日常の生活を充実したものにつなげていきましょう。

*当院のセミナーおよびプログラム参加には、医師の診察と判断が必要です。あらかじめご了承ください。

 

愛知学術講演会で院長が座長をつとめました(H26)

カテゴリー: うつ病と躁うつ病, 認知行動療法, 研修・学会 | 投稿日: 2016-07-09

愛知学術講演会で院長が座長をつとめました

 平成26年7月29日(火) 愛知学術講演会

「アクセプタンス&コミットメントセラピー(第三世代認知行動療法)」

 座長
名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動医学分野
助教 小川成先生
 演者
名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動医学分野
伊井俊貴先生

 「うつの慢性化を防止する“考え込み”焦点化認知行動療法 ―日常臨床で活用できる行動活性化の方法として―」

 座長
医療法人和心会 あらたまこころのクリニック
院長 加藤正
 演者
東京大学大学院教育学研究科 臨床心理学コース
主任教授 下山晴彦先生

20140729_講演会

伊井先生の講演では、新しい認知行動療法であるアクセプタンス&コミットメントセラピーについて、伊井先生自身の取り組みを中心に解説をしていただきました。

下山先生の講演では、「考え込み」という言葉をキーワードにお話をいただきました。下山先生は、「考え込み」を「自己に対する否定的評価の反復」と定義し、うつ病の維持に繋がる要因の1つであるとお話いただきました。

これは、考え込むことそのものが悪いのではなく、「なぜ(why)そうなってしまったのか」と抽象的な原因探しになってしまうことで、苦悩の悪循環に入ってしまうことが問題であるとのことでした。

これを、考え込みをやめるのではなく、「どのように(how)してこうなったのか」と具体的に考えることで、悪循環にならず、建設的に考えることができるとのことでした。このための手段を、具体的に解説していただきました。

これまでの臨床に加えていく新しい視点として、大変刺激的な内容でした。今後の臨床に活かしていきたいと存じます。