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8月, 2013年

受験生のストレス…過敏性腸症候群と社会不安障害

カテゴリー: 院長のつぶやき, 社会不安障害 | 投稿日: 2013-08-28

夏になると増える受験生の受診
 毎年、夏ごろになってくると、「試験のことを考えるとお腹が痛い」とか「試験中に必ずトイレにいきたくなる」などの相談で受診される受験生が増えます。
 下痢が続くと思って、消化器内科を受診して検査しても何の異常も見られない。よく考えてみると、試験のことを考えたり、試験前になるとそういった症状がでるというのです。

脳と腸とは深い関係が!

 「脳腸相関」という言葉があり、脳と腸には深く相関関係があると言われています。脳が不安などのストレスを受けると、自律神経を介してストレスが胃や腸に伝達され、胃腸に異常を起こし腹痛や下痢がおこります。 また、下痢や便秘などの腸の不調も、逆に脳にストレスを与えます。こうして、ストレスの悪循環が形成されてしまうのです。

受験生の敵!過敏性腸症候群(IBS)と社会不安障害
 これらの症状を過敏性腸症候群(IBS) と言います。しかも、この病気は、社会不安障害と大きく関係しています。お腹が痛くて、お腹がなったり、何度もトイレにいきたくなったとき、それを人に見られるのがとても恥ずかしくなり、挙動不審に見えないかと、極度に人の目を気にしたりするようになると、それは、過敏性腸症候群(IBS)だけでなく、社会不安障害の症状が伴っているといえるでしょう。
 あまりにひどく、テストに集中することができなくなったりするようであれば、一度、専門機関を受診することをお勧めします。

雨の日は気持ちが沈む???

雨の日に古傷が痛む…?
 よく、寒くなってくると昔の怪我したところが痛むとか、湿気の多い梅雨などの季節になると「ふしぶしが痛い」などと言っているのを聞きます。
それは決して「気のせい」などではないようです。
 こういった天気によるさまざまな体調や気分の変化を、「天気病」と呼ぶようです。

気温や気圧の変化が影響しているのかも
 天気病の一番の原因は、前線や低気圧の接近による気圧の急激な低下と言われています。気圧が低下すると、体内で炎症反応を持つヒスタミンが発生し、痛みが発生するということです。また、気圧の低下は体内の水分を循環しにくくするため、さまざまな病気をの引き金となるのです。
 日本では、フェーン現象(湿った空気が山を越えて、乾いた暖かい風となって吹き降ろす現象。)が発生すると、人の神経を過敏にしたり、イライラさせたり、気分を沈み込ませたりするといいます。

体調だけではなく、気分にも影響が…?
 また、体調だけではなく、「雨の日は会社に行きたくない」とか、「曇りの日はなんだか憂鬱」などというように、気分にも随分影響があるようです。逆に、からっと晴れたさわやかな日はとても気分がよくなることもあります。
 このように、誰でも影響を受けやすいのですから、うつ病のときには、うつ状態がひどくなってしまうこともあるでしょう。

心のメンテナンスが大事
 天気も人間関係も、周りの環境は、日々刻々と変化しています。いつも心のメンテナンスをできるようになるとよいですね。
 作家の五木寛之氏の「養生の実技」という本の中でも、低気圧接近によって体調が悪くなるということが書かれており、養生して対処されているということです。その辛さも分かりますし、またそれに上手く対処しているという点に共感もします。
 このように、ストレスがかかっても自分で何とかできるという事を自己効力感と言います。当院でも、うつ病患者様の復職支援の一環として、「ストレスケアグループ」などでストレスの対処法を自分で身につけ自己効力感を高めるお手伝いをしています。