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6月, 2013年

うつ病薬物療法の院内説明会

カテゴリー: うつ病と躁うつ病 | 投稿日: 2013-06-26

5月下旬、当院でうつ病薬物療法の院内説明会が行われました。院長をはじめ、コメディカルスタッフも含めて一緒にうつ病の薬物療法の有用性を学び、うつ病治療について考える貴重な機会となりました。この院内説明会の様子は、撮影、収録され医療ポータルサイトに配信される予定です。

 

東海メンタルヘルス研究会に参加してきました

カテゴリー: 研修・学会 | 投稿日: 2013-06-17

6月1日(土)に行われた、東海メンタルヘルス研究会に参加してきました。

一般演題
  座長:林内科クリニック  林 吉夫 先生
  演者:三菱電機株式会社 名古屋製作所 健康増進センター
              専属産業医  水口 要平 先生
   『職場復帰における産業医の役割
          ~メンタル不調車の業務背景を考える~』
特別講演
  座長:中部労災病院 心療内科部長・勤労者メンタルヘルスセンター長
  藤田保健衛生大学医学部 客員教授  芦原 睦 先生
  演者:医療法人社団 佑希会のぞみクリニック顧問(心療内科)
  学校法人 神奈川大学保健管理センター長(特別教授)
                    江花 昭一 先生
   『職場の適応障害への支援を考える
          ~「新型うつ」への対応も含めて~』

 メンタルヘルス不調による休職者は増加傾向にあります。そういった状況に対し、医療機関による睡眠障害やうつ状態といった疾病性への早期介入は大切です。一方で、「職場」で「仕事ができない」といった「業務遂行能力の低下」という事例性へのアプローチも重要です。タイトなスケジュール、過大な職責、人的サポート不足などといった業務背景や、本人の能力を超える業務負荷がメンタル不調に繋がる大きな要因となっているのです。医療からの介入だけではなく、労務管理面の徹底、職場環境の調整の重要性を再認識出来ました。

 また、近年「新型うつ」といった言葉をマスコミなどからよく耳にするようになりました。新型うつは、従来型のうつとは全く異なるようなイメージがあります。しかし、江花先生は、従来型のうつ病は、「社会の規範やルール」に過剰適応しているが、新型うつでは、「自己実現・オンリーワン」ということに過剰適応している状態で、どちらも過剰適応の病理として考えることができると話されていました。年代、状況によって適応するものが違っても、本人が困っているという点では同じであると考えることができるのです。

 適応障害への職場での支援については、職場のストレスを正確につかみ、調整を図ること、安易にうつ病と断定せず、病態を慎重に検討すること、家族や関係者からも情報を得ることなど、情報収集も重要であるとのお話でした。
 当院でも、復職支援を行っていますが、今回の講演を聴かせていただき、医療機関としても、職場と密に連携をとって環境調整の確認等行っていくことが重要だと感じました。

診断試験に協力することになりました

カテゴリー: うつ病と躁うつ病, その他 | 投稿日: 2013-06-14

 当院では某製薬会社が実施する「大うつ病エピソードを呈する被験者における双極性障害の有病率に関する研究」に協力することになりました。

 大うつ病エピソードを呈する患者様に診断試験を行い、躁病エピソードの有無を診断します。また、同時にパニック障害、社会不安障害、強迫性障害、全般性不安障害などの不安障害の診断も行います。

 海外の報告では、大うつ病エピソードを呈する患者のうち16%が双極性障害であったという報告がされています。この研究に協力することにより、当院でも患者様に対して大うつ病と双極性障害を適切に診断し、最適な治療を提供できることを願っています。

うつ病患者様のご家族への支援の臨床研究に協力

カテゴリー: うつ病と躁うつ病, 研修・学会 | 投稿日: 2013-06-10

 私達は、「うつ病」患者様のご家族への支援の臨床研究に協力しております。

 うつ病を長く患っていると患者様ご本人はもちろんのこと、ご家族にとってもつらい経験となることが分かっています。
 そのため、当院ではうつ病患者様ご家族への相談会を開催することとなりました。
 この相談会は、名市大心の医療センター「うつ病患者様のご家族へのグループ相談プログラムへの効果」の研究となっております。

 <うつ病の特徴と家族の負担>

  • うつ病の予後については1年後でも約40%の患者様がうつ状態にあったと言う報告があります。
  • 再発も多いことから、家族は長期間にわたり患者様の療養を支える必要があり、相談できる場も少ないため悩みを抱え負担も大きくなります。
  • うつ病については、家族の負担感は、うつ病の重症度によって影響を受け、また、療養期間が長いほど、負担が重かったという報告があります。

<家族心理教育の有効性>

  精神疾患患者家族の負担軽減や、患者の再発予防の方法については、様々な研究が積み重ねられていてきており、その中で、効果のあった方法の一つとして、家族心理教育があります。
 家族心理教育とは、家族に対して配慮した上で疾患や社会資源などの正確な情報を伝え、問題解決技法を使ったグループを行う中で、家族をエンパワメントしていくものです。
 その事で家族の患者への接し方が安定し、それが再発予防に繋がっていきます。
 特に、統合失調症患者の家族心理教育の再発予防効果については多くの研究が積み上げられており、世界的に確立しています。

 現在、統合失調症や双極性気分障害については家族心理教育の研究が多数積み上げられていますが、うつ病の家族心理教育に関する研究は殆どないのが現状です。
 この研究では難治性うつ病患者へ複合的心理教育を行うことで、それを行わない家族と比較して、家族の心理社会的負担が軽減するかどうかを検証することを目的としています。
 また、家族の負担が軽減することで、患者の精神症状、生活の質が改善するかどうかも合わせて検証していきます。

<うつ病の家族心理教育プログラム>

 ワンクール全4回で内容は、前半は情報提供セッション30分、後半は問題解決を目的としたグループワークを行います。

  • 1回目 病気の理解
  • 2回目 治療について
  • 3回目 利用できるサービス
  • 4回目 ご家族の接し方やコミュニケーションについて

 現在、当院で取り組んでいるうつ病の家族心理教育についてご紹介しました。
 なお、このプログラムの参加については当院通院中の方に限らせていただいております。ご理解いただきますようよろしくお願いします。