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できるだけ薬に頼らない治療。あらたまこころのクリニックオフィシャルブログ

7月, 2010年

7月誕生会

カテゴリー: デイケア | 投稿日: 2010-07-28
昨日は7月の誕生会でした。
今回はトヨタ産業技術記念館(トヨタテクノミュージアム)見学♪
とても暑い日だったので現地に着くまで大変でしたが、館内は見どころいっぱい!
「オトナも楽しめる社会見学」という感じでとても楽しい一日でした☆

手作業で糸を紡いでいた時代から、どのように繊維機械が進歩していったかを目の前で体感出来たり。。。

昔の人の「モノづくり」への情熱や、自動車技術の進歩が学べたり。。。


ちなみにこれも「乗り物」なんですよ。

愛知万博で大人気だったこの方(?)のトランペットの音色もすごく素敵でした♪

 

七夕

カテゴリー: デイケア | 投稿日: 2010-07-28
梅雨が明けた途端、猛暑日が続いていますね。
けれど最近の晴れ続きで、月や星はすごくキレイに見えます。
7月7日の七夕はあいにくの曇り空でしたが…。
デイケアでは、七夕にはみんなで笹に飾りつけをしました。
色とりどりの短冊に、みんな思い思いの願い事を書きました。
折り紙の飾りや短冊が揺れる笹がデイケア内にあるだけで、
少し室内が華やかに、夏らしく感じられます。

 

みんなの願いが織姫と彦星に届いていますように・・・☆

 

第1回PTSD医療研修

カテゴリー: 研修・学会 | 投稿日: 2010-07-23

第1回PTSD医療研修
(国立精神・神経医療センター)

成人精神保健研究部部長 金 吉晴 先生 犯罪被害者等支援研究室長 中島 聡美 先生

7月22日に行われた国立精神・神経医療センターの第1回PTSD医療研修に行ってきました。研修が朝9:00から開始だったので、少し眠気がありながら、話を聴いていました。国立精神・神経医療センターは東京にあるのですが、この場所は東京都は思えないほど、のんびりとした田舎のようなところでした。朝から強い照りつける日差しの中、敷地内をあるくだけでも汗が出てくるぐらい大きな病院でした。PTSDの研修では、PTSDの概念と病態、PTSDの症状評価と診断、社会的援助と法的制度、PTSDの治療について話がありました。会場では、さまざまな専門家が集まり、質問が何回も出るような状態でした。この研修会を受けたのですぐにPTSDの治療ができるというわけではありませんが、少しでも患者さんのつらい体験を理解することの情報がたくさんありました。

医学書院認知行動療法ワークショップ

カテゴリー: 研修・学会 | 投稿日: 2010-07-20

医学書院認知行動療法ワークショップ

京都大学大学院 古川壽亮 先生  駿河台大学 堀越 勝 先生

平成22年7月18日・19日に東京で「医学書院認知行動療法ワークショップ」に参加してきました。会場には30名ほどの参加者がいて、さまざま専門家が参加されていました。具体的な内容は書くことはできませんが、認知行動療法を行う上で必要なコミュニケーションについてや認知再構成法について、ソクラテス式問答についてなどを学びました。ワークショップの時間は朝から夕方まででしたが、時間を感じさせないぐらいの大変すばらしい研修会でした。古川先生も堀越先生とても分かりやすい説明で、今まで受けたこともないワークショップを受けることができました。

講演会に参加して…

カテゴリー: 研修・学会 | 投稿日: 2010-07-16

気分障害の真実と現実

東京女子医科大学の坂本薫先生の講演会に参加してきました。坂本薫先生は、うつ病の治療に関する最先端を行く方で、大変貴重な話を聞くことができました。

最近のうつ病キーワード
最近のうつ病のキーワードには、治療抵抗性うつ病、高齢者のうつ病、双極スペクトラム、うつ病セレブとうつ病難民、不安障害の併発、リワーク支援、自殺予防、などの話がありました。
うつ病は、誰にでも起きる可能性がある「心の風邪」と聞いたことがある方もいるかもしれません。心の風邪なら病院に行って、薬を飲んだらすぐに治るというイメージを持たれる方もいます。しかし、うつ病の中にはなかなか良くならない方も見られます。このような方を治療抵抗性うつ病と呼んでいます。適切な薬物治療を行っているにもかかわらず(行われていない場合もありますが)、症状がなかなか改善しません。
その多くは、本当は双極性うつ病なのにうつ病だと医師が診断して、抗うつ薬を処方し続けている場合、パニック障害社会不安障害の不安障害が併発している場合、会社や家庭環境の問題、若者のうつ病、アルコール乱用や依存症の併発、身体の病気(身体疾患)によって精神症状が改善しない方などがあります。

薬物療法の話
薬物療法では、それが適切かどうか見直し(Re-diagnosis)、効果が出れば増量して(Titration)、効果がない薬は変える(Switching)、ある程度効いてくれば加える((Augmentation)を繰り返しながら、患者さんの症状が回復するように努力をしています。たまに見られるのが、症状が改善していないのに、同じ薬でずっと治療をしていたり、症状が改善されないから、どんどん薬を増やしていったり、効果が出るまで薬の量を増やさずに十分量出さなかったりするなどの治療が見られることがあります。このような治療の場合、うつ病が改善されず、治療が長引いてしまうことがあります。

高齢者のうつ
高齢者のうつ病の特徴には、不安・焦燥、身体症状、心気的(常に何かの病気だと思う)、妄想、認知症などがあります。特に重要なのは、治療者側にも問題があり、高齢者は治りにくいという思い込みがあるということです。しかし、研究では高齢者だから治りにくいということはありません。
うつ病と認知症が合併すると、認知機能が低下してしまいます。そこで認知機能を低下させないためのお薬(ミルナシプラン)があります。比較的このお薬は、認知機能を低下させないという研究があります。

気分障害スペクトラム
最近、「双極性障害」とか「双極Ⅱ型」、「双極スペクトラム」などという言葉を良く耳にします。私たちが「うつ病」と呼んでいるものは、医学的には単極性うつ病と呼んでいます。双極性障害とは、今まで落ち込んでいた人が、急にハイ状態になり、気分が高揚して、睡眠も短時間だけしか取らないのに元気が何倍にも出るという病気のことです。しかし、ハイ状態の後、必ずうつ状態となり、これを何度も繰り返している方のことを言います。双極スペクトラムとは、うつ病を単極性や双極性と二分法で分けるのではなく、スペクトラム(連続性)で考えるという新しい考え方です。単極性と双極性の中間の人もいるのではないかというものです。特に、双極性になりやすい要因として、抗うつ薬(SSRI)を服薬したら気分が上がってしまった方、うつ病を3回以上経験している方、季節によって気分が上がる方、双極性うつ病の方が家族にいた方、若年にうつ病になった方、などがあげられています。最近のうつ病治療では、常に双極性を視野に入れながら、この患者さんはどのくらい双極性になりやすいのかという視点を持ちながら、診察を行っています。
では、なぜ、単極性うつ病と双極性うつ病をそれほどまでに見極める必要があるのかという疑問をもたれた方もいると思います。実は、単極性うつ病と双極性うつ病では治療薬がまったく別のものになります。単極性うつ病の方には、SSRIという抗うつ薬を処方します。しかし、双極性うつ病の方に抗うつ薬を処方すると、躁状態を高めてしまうという働きを持っていますので、気分安定薬というお薬を処方します。
先ほどもお話しましたように、単極性うつ病だと思い、双極性うつ病の方に抗うつ薬が処方されており、治療が長くなってしまっている方が見られます。この双極性うつ病は、見逃されていることがまだまだ見られるようです。

最後に…自殺予防
静岡県では、うつ自殺予防対策「富士モデル」という取り組みが行われています。精神保健福祉センターを中心に、市町村や医療機関、産業、福祉、保険の領域の人などが連携しながら、地域で自殺予防を行っているようです。「2週間以上の不眠はうつのサイン」というキャッチフレーズで、睡眠キャンペーンが実施されているようです。今後は、全国的に自殺予防の取り組みが増えていくと思います。