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できるだけ薬に頼らない治療。あらたまこころのクリニックオフィシャルブログ

7月, 2009年

アルコール依存症に関する研修会に参加しました

カテゴリー: 研修・学会 | 投稿日: 2009-07-10

6月22日~26日の5日間、久里浜アルコール症センターにてアルコール依存症臨床医等研修会に参加してきました。

5日間の長期研修、周りは山と海という自然に囲まれた環境の中、

久里浜アルコール症センターの治療システム
アルコールの診断基準と治療
インテイク面接の基本
アルコールと家族
アルコールの内科学
アルコール関連問題の疫学
認知行動療法の実態

などについての講義を受け、アルコール依存症という病気についての基礎的な知識から、
近年のアルコール関連問題の動向、回復へ向けての道すじまで学ぶことができました。

さらに、

病棟実習
ケースワークの見立て
グループワーク演習
当事者の方々のお話を聞く機会

なども与えられ、実践的に学ぶこともできました。

5日間の研修は長いかな・・・と感じていましたが、実際はあっという間でした。
ここで学んだことをクリニックで活かしていきたいと思っています。

「肥満の認知行動療法」を読んで

カテゴリー: 院内勉強会 | 投稿日: 2009-07-01

今回、「肥満の認知行動療法」という本を読みましたので、その感想を載せたいと思います。筆者であるクーパー、フェアバーン、ホーカー博士は、摂食障害のエキスパートであり、過食症の認知行動療法について数々の研究報告をされています。

近年、肥満の人口は全年齢層にわたって増加しています。肥満患者様の減量を達成するにあたり、今回読ませていただいた「肥満の認知行動療法」は、大変参考になるのではないかと思います。その治療法とは、減量だけでなく、治療終了後の体重再増加の問題に主要な焦点を当て、取り組むことを特徴としたものでした。減量によって得られた体重をずっと維持することは非常に困難でありますが、この解決こそが肥満治療成功の鍵となるそうです。
また、「希望体重」「理想体重」「許容体重」といった体重目標区分の考え方や、患者様の減量期待の背後にある「本来の目標(患者さんが減量の結果として成就を望んでいる目標)」を見極める重要性が詳しく述べられていました。さらに、一般の肥満治療では取り上げられることはないであろう「ボディイメージへの心配」や患者様自身の他の特徴(例えば、容姿、自信、人間関係など)での認知的・行動的変化を達成することについても治療手順に取り入れられています。
肥満患者様への治療というのは、身体面だけでなく、心理面まで考慮したアプローチが必要であること、臨床家と患者様が一緒になって、ステップ・バイ・ステップに進めていくことが大事であるということを改めて理解できました。